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株式投資と不動産屋の四方山話

サイバーステップのストックオプションと需給

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サイバーステップの株価は相変わらず

1,000円前後(時価総額70~80億円)を推移しています。

 

この原因は利益が伸びていないからだけではないでしょう。

  1. MSワラント(70万株増)による発行株数増加による需給悪化とEPS減
  2. 代表・佐藤氏による持株30万株売却による需給悪化
  3. 約200万株にも及ぶ未行使の有償ストックオプション

上記3つが、株価を低迷させる要因と考えます。

 

 

1のMSワラントについては既に終了しているため今回は割愛します。

 

2の代表・佐藤氏の持株30万株売却についてから触れてみます。

代表・佐藤氏の持株売却 

1月18日、21日にそれぞれ15万株、

合計30万株(約4%)分を市場内で放出しました。

佐藤氏報告書

 

 売却価格がそれぞれ1371円、

1,365円だから約4億円分の売却です。

 

投資家界隈では「私腹を肥やすための佐藤氏の錬金術??」とも言われたりしていますが、私はそうではないとみています。

 

会社の台所事情は良くなったものの、

個人のお財布がそろそろ底を尽きるのでしょう

(生活に困るレベルではないが)。

 

推測1:借入金の返済?

2015年開発体制を整えるために経営陣を引受手としてライツオファリングを実施しました。

しかし社長個人の手元に資金がないため、

金融機関から借入を起こして新株を発行し、会社に資金を充当した経緯があります。

 

2月26日にリリースされた情報によると、

554,700株のうち341,800株は金融機関から借りて権利行使するとあります。

第23回新株予約権

 

また、今回の持株売却の佐藤氏報告書の3ページ【取得資金の内訳】に、

借入金欄があり、約4億円の借入の記載があります。

これはおそらく当時のライツのときに借りたお金でしょう。

 

この債務すべてが残っているのかどうかは分かりませんが、

社長個人の懐具合は少し気になるところです。

 

しかも昨年においても取締役の役員報酬は一人当たり約624万円!

サ、サラリーマン!?!?

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一人当たりの役員報酬が624万円ですから

持株売却で社長は借入金返済を行っていそうだ、とするのは、

あながち間違いではなさそうです。

 

推測2:平成31年8月31日行使期限の有償ストックオプション行使のための原資?

同社は有償ではあるものの毎年のようにSOをかなりの枚数を発行しています。

現時点で現存するSOは第21回~第31回まで6件あり、

合計1,994,200株あります。

 

うち条件未達のものは第31回の従業員向けSOの391,000株で、

条件達成しているのはなんと1,603,200株。

開発部が稼いでいないとはいえ、従業員はちょっとかわいそうだったなぁ。。分かる人にはわかるw

 

しかも平成31年8月31日までに行使期限が到来するSOは、

第28回の5万株、第29回の100万株となっています。

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もしこのすべてが行使されるのであれば、

第28回の発行価格は約380円だから1,900万円、

第29回は1,118円なので11.18億円の入金が会社にあります。

 

有償によるSO行使は経営の安全度が高まるため良い話ではあるものの、

一方株式の希薄化という面では、一株当たりの価値が下落してしまいます。

 

平成31年1月15日時点での発行株数は672万株

これに105万株すべてが行使されれば、

発行済株式総数に対して6.4%の希薄化が進みます。

 

はたして経営陣と従業員1名(創業メンバーで今は役員でない浅原氏?)で、

約11.4億円もの現預金を持っているかは不明ですが、

社長が持株をこのタイミングで4億円分も売却している以上、

また何かしらの動きがあるのではないかと勘繰りたくなるところです。

 

トレバ事業は順調で、他の事業がなかなか費用に見合う成果を出せていないのも投資家にとっては、悩ましいところですが、見守っていきたいところです。

※なお今は持っていない。